実施中・開催予定のイベント
サステイナブル・ガストロノミ - 2025 ~問いを、身体でつくる。未来を、土からめぐらせる。(2025年11月〜2026年3月)
本プログラムは、サステイナブル・ガストロノミーの視点から、未来の暮らしを”自らの身体で理解し、つくりだす”力を育てるアントレプレナーシッププログラムです。
土に触れ、かたちをつくり、乾きや崩れを観察し、食をつくり、やがて土へと還っていく循環をたどりながら、「科学の身体化」を試みます。
2021年から積み重ねてきたフィールドリサーチと実践を土台に、地域の大地に眠る素材、食文化を支える技、暮らしを循環させる知恵を学際的に結び、問いを立ち上げ、かたちにし、社会へと実装していくプロトタイプを描きます。
イベント詳細
<プログラムの特徴>
1|素材(Material Learning)
土・藁・水などの自然素材に直接触れ、その質感や可塑性、乾き方・崩れ方などの物性を、手と身体の感覚を通して理解する。
2|身体技法(Embodied Practice)
こねる/踏む/積む/削るといった身体技法を重ねることで、力・重さ・水分・時間といった自然現象を、数値だけでなく身体感覚として捉え直す。
3|循環(Circularity)
土や素材がどこから来て、どのように使われ、やがて土へと還っていくのか。
土地の現場を訪れ、素材・産業・暮らしの循環をフィールドワークと対話を通して学ぶ。
4|変容のプロセス(Transformation)
乾燥や風雨、発酵や焼成など、時間と環境によって素材が変わっていくプロセスを観察し、火もその一部として位置づけながら、変化を設計する視点を獲得する。
5|食卓と風景(Gastronomic Landscape)
土と身体のあいだに生まれる関係を手がかりに、食べること・排泄することを、大地の循環の一部として捉え直し、身体・風景・社会が結びつく「ガストロノミーの地平」を体験する。
6|記録と継承(Archive & Continuity)
制作過程や観察、そこで見えてきた問いを記録し、誰に・どのように手渡すのかを考えることで、知と技の継承、アーカイブのあり方を実践的に探究する。
<プログラムの目的>
自然科学的な知と身体感覚を結びつける「科学の身体化」を通じて、“科学を身体で理解する”力を育む。
土・素材・風景・食文化の関係性を問い直し、複雑な社会課題を自分の言葉と図式で可視化する力を養う。
問いを生み出し、プロトタイプとしてかたちにし、社会と接続していくアントレプレナーシップを育てる。
自身の研究や実践と結びつけながら、持続可能な未来の暮らしを構想し、小さく試す素地を育む。
<期待する受講生像>
社会課題や地域資源の循環に関心があり、手を動かしながら自分の問いを深めたい人。
素材・熱・発酵・鉱物変化などの自然現象を、身体を通して理解しようとする姿勢を持つ人。
実践と理論の行き来を大切にし、研究・デザイン・アントレプレナーシップを探求したい学生・研究者。
食文化・素材文化・職人技の継承に関心があり、ガストロノミーの“広がりと深さ”を学びたい人。
未来の暮らしや社会の仕組みを、自身の関心や研究テーマと結びつけて構想したい人。
開催日
1.11月24日(月・祝)募集終了
「土と出会う:素材の科学と身体理解」
土の“手応え”から科学と問いを同時に立ち上げる。
2.12月4日(木)募集終了
「素材はどう変わるのか:熱と空気がつくる見えない構造」
熱と空気の流れが素材をどう変えるか、循環の仕組みとして理解する。
3.12月5日(金)募集終了
「かたちを探る:熱・空気・土がつくる構造を設計する」
自然現象を図式化し、初めての“かたち”として設計に落とし込む。
4.12月28日(日)※フィールドワーク 募集終了
「大地に触れる:土のスケールと身体をそろえる」
大地のスケールで素材を理解し、作業から新しい問いを発見する。
5.2月15日(日)※フィールドワーク 募集中( 詳細はこちら )
「かたちを立ち上げる:土の構造を身体で組み上げる(ピザ窯組立)
身体で積む行為が、そのまま構造と環境をつくることを理解する。
6.3月12日(水) ※フィールドワーク 募集中( 詳細はこちら )
「素材の未来を見る:技術と社会が素材をかたちづくる場と観察する」
技術と産業の現場から、素材の行方と循環の分岐点を読み解く。
7.日程調整中
「循環の断面をひらく:技術・産業・社会がつくる“循環の現実”を視る」
土が建材へ変わる社会的プロセスを理解し、循環の断絶を捉える。
8.3月21日(日)※フィールドワーク 募集中( 詳細はこちら)
「循環を味わう:土とガストロノミーがつながる瞬間」
火・熱・食の変化を観察し、食べることを循環の一部として捉え直す。
9.日程調整中
「循環を読み解く:経験を次の問いと実装へ」
経験を言葉・図・問いに編み直し、未来への実装に結びつける
講師(順次掲載)
柳沢 究(京都大学大学院工学研究科 建築学専攻 准教授)
増田 晋一(増田煉瓦株式会社 代表取締役)
道上 大輔(大栄窯業株式会社 代表取締役、GALLERY土坐−tsuchiza−主宰)
松谷 匡剛(Pizzeria e Trattoria まるみ食堂 代表)
小林 幸(幸デザインスタジオ株式会社 代表)
水野 太史(窯業家・建築家)
※予定
開催時間
開催日により異なります。
開催地
京都市内および近隣地域のフィールド(各回で案内)
※フィールドワークは京都駅もしくは京都大学発着、バス移動の予定です。
参加対象
大学生、大学院生、研究者
<応募の要件>
・募集する各回の内容を理解した上で、当日の対面参加が可能であること。
・作業内容(例:土を扱う、野外作業、火を扱う場面など)に支障がない範囲で安全に参加できること。
・ワークショップ中の制作・観察・記録に積極的に取り組めること。
・プログラム全体の研究・教育的目的に鑑み、記録(写真・映像・アンケート等)に協力できること。
定員
若干名
参加費用
無料 ※飲食費等一部個人負担
申込方法
以下のフォームよりお申し込みください。
※各回の募集開始時に詳細を公開します。締切は回ごとに異なります。
申込締切
開催日の1週間前までに通知します。
問い合わせ
京都大学成長戦略本部 統括事業部 エコシステム構築領域 イノベーション マネジメント サイエンス(IMS)部
E-Mail: ims*saci.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)
関連リンク
https://kyoto-u-ims-sg2025-3.peatix.com/view
主催等
主催:京都大学成長戦略本部
共催:関西スタートアップ アカデミア・コアリション(KSAC)
協力:西口左官株式会社、Qe to Hare Inc、増田煉瓦株式会社、大栄窯業株式会社、株式会社淺沼組、株式会社水野製陶園、Pizzeria e Trattoria まるみ食堂、幸デザインスタジオ株式会社、BBQ TEBURA、笠置町
※本事業は、JST研究成果展開事業 大学発新産業創出プログラム(大学・エコシステム推進型 スタートアップ・エコシテム形成支援)により実施するものです。
