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シンガポール国立大学と連携協定を締結しました

京都大学は2025年3月26日、産学連携領域においてシンガポール国立大学(NUS)と連携協定を締結しました。両大学は今後、大学発スタートアップ創出の強化やスタートアップへのインターン派遣、アントレプレナーシップ教育コースの相互活用などの施策を協力して行っていくことになります。

連携協定の調印式のため、NUSからTan Eng Chye学長やNUSで産学連携活動を所管するNUS EnterpriseのSien Tan本部長などが来学され、湊長博 総長、室田浩司 副理事(社会連携・イノベーション推進担当)・成長戦略本部長と懇談を行いました。数学者であるTan学長は1990年代初頭に、本学の数理解析研究所に客員研究員として在籍されていたこともあり、湊総長との懇談は予定を超えて約1時間に及びました。

Tan学長は「NUSはかなり前から、教育、研究だけでなく、研究成果の実用化にも力を入れてきた。特にコンピューターサイエンス、メディカルサイエンス、素材・半導体の3つの分野を得意としている」と説明すると、湊総長は「メディカルサイエンスは本学が最も得意とする分野。なかでもがんや免疫における研究レベルは世界でもトップクラスと自負している」と応じていました。

懇談の最後にはこの連携における目標について、「グローバルで活躍できるスタートアップを誕生させる」として意見が一致していました。

湊総長とTan学長(右)
 後列左から2人目が室田副理事、左から3人目がSien Tan本部長