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シンガポール国立大学と共同でグローバルスタートアップ創出をめざしたプログラムを開始

 京都大学は2025年11月、シンガポール国立大学(NUS)、日本貿易振興機構(ジェトロ)および一般社団法人京都知恵産業創造の森と共同で、国際的に活躍できるディープテックスタートアップの創出をめざしたプログラムである「京阪神アジアアクセラレーションプログラム(略称:GRIP Japan)」を開始しました。

 GRIP Japanは、ディープテック領域の研究成果の商業化を加速するように設計されており、大学の研究者や学生を対象にスタートアップ創出のためのインキュベーションサービスを短期間に集中的に提供します。プログラムの内容は、市場や競合の分析、ビジネスモデル策定、課題抽出、起業の実務、投資家や提携候補先の獲得手法など、新規スタートアップ設立から初期の成長段階に関する包括的な要素を含んでいます。

 これまでNUSはGRIPを主にシンガポール大学のプロジェクトを対象として実施していましたが、GRIP Japanを初めての事例として京都大学をはじめとする海外大学の持つ技術と連携したグローバルスタートアップ創出に向けたプログラムとしての拡張を行っています。

 今回のGRIP Japanに、本学からは以下の4プロジェクトが参加しています。
 ・耐熱性半導体プロジェクト(中心研究者:金子光顕 工学研究科 准教授)
 ・人工血管プロジェクト(中心研究者:山中浩気 附属病院形成外科 助教)
 ・新規茶系飲料プロジェクト(中心研究者:丸岡毅 大学院農学研究科博士課程)
 ・孤独化防止サービスプロジェクト(中心研究者:スプリング・ハン 経営管理大学院 教授)

 プログラムは2025年11月下旬からまずオンラインセッションにより開始されており、2026年1月には各プロジェクトがシンガポールに渡航し、対面によるセッションを行います。コース全体では約40のセッションが提供されます。

 本学では成長戦略本部がGRIP Japanの実施を所管しています。室田浩司 副理事・成長戦略本部長は、「グローバルスタートアップ創出においてより豊富な経験、専門知識を持つNUSのチームの支援により、本学の研究成果から社会を大きく変革するようなスタートアップが誕生することを期待しています」と述べています。

NUSにおけるGRIP(Graduate Research Innovation Programme)について
GRIPは、2018年に開始されたNUSにおける中心的なイノベーションプログラムです。設立以来、177チームから121社のスタートアップが誕生。508人の起業家を育成し、6,800万シンガポールドル以上の外部資金調達に貢献しています。

<お問い合わせ>
京都大学成長戦略本部 企画管理部企画推進室
E-mail:pr-iac*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)