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リポート

GRIP Japanの成果発表会を開催しました

 京都大学は、大学発研究シーズの事業化と国際市場への展開をめざすアクセラレーションプログラム「GRIP Japan(京阪神アジアアクセラレーションプログラム)」を実施し、2026年3月9日、京都大学において成果発表会(デモデイ)を開催しました。

 本プログラムは、シンガポール国立大学(NUS)、日本貿易振興機構(JETRO)および京都知恵産業創造の森と連携し、大学発のディープテック分野の研究成果を国際市場で競争力のあるスタートアップへと発展させることを目的として実施されたものです。GRIP(Graduate Research Innovation Programme)はもともと、NUSが学内向けに実施していたプロブラムで、これを日本向けに設計したものがGRIP Japanです。GRIPが海外プロジェクト向けに実施されるのは、今回が初めての事例でした。

 今回のGRIP Japanに本学から、事業化に取り組んでいる以下の4プロジェクトが参加しました。
・耐熱性半導体プロジェクト(中心研究者:金子光顕 工学研究科 准教授)
・人工血管プロジェクト(中心研究者:山中浩気 附属病院形成外科 助教)
・新規茶系飲料プロジェクト(中心研究者:丸岡毅 大学院農学研究科博士課程)
・孤独化防止サービスプロジェクト(中心研究者:スプリング・ハン 経営管理大学院 教授)

 プログラムでは2025年11月下旬よりオンラインでのメンタリングやワークショップが開始され、2026年1月にはシンガポールでの現地プログラムも実施されました。各プロジェクトは期間中、メンターや専門家の伴走支援を受けながら、市場・競合分析、バリューチェーン分析、事業課題の整理、ビジネスモデルの構築などに取り組みました。また、現地の起業家や投資家、提携候補先などミーティングやディープテック分野のエコシステム視察なども行われ、国際展開を見据えた事業構想の具体化が図られました。
 本学では来年度以降は参加大学を拡充することを検討しており、大学発スタートアップ創出の促進策としてのGRIP Japanに今後も期待しています。

デモデイの様子