革新的センシング技術によるバイオ産業課題の克服
| 事業領域 | バイオ・ライフサイエンス |
|---|---|
| 採択年度 | 2024 |
| 支援状況 | 支援終了 |
研究代表者プロフィール

宋和 慶盛(SOWA Keisei)
京都大学大学院農学研究科 応用生命科学専攻 助教
専門は生物電気化学。電気が流れる酵素(=導電性酵素)を用いたバイオセンサとCO2資源化などの社会実装を推進。若手国際賞Young Researcher Prize of BES(2024)受賞。
事業化プロデューサー
佐々木 栄和(SASAKI Shigemasa)
ForceLifeScience合同会社 代表
プロジェクトの概要
多種多様な化学物質(①低分子酸化還元物質 ②生体高分子)をセンシングできる技術を開発し、ビッグデータ解析に必要な特性(超小型/リアルタイム/マルチモニタリング)を満足するバイオセンサ技術をめざす。
また、バイオ研究・開発・製造において、従来要していた1/2の時間で50~100倍以上の測定データ収集を可能にする革新的分析プラットフォームを提供し、オンラインバイオセンシングによる世界初のバイオ連続生産、およびリアルタイム・バイオマーカー探索プラットフォームを確立する。

社会実装
バイオ産業における非効率なプロセスに変革を起こす
本プロジェクトは、従来の分析装置が抱える測定対象の制限や高コスト、時間的負担といった課題を解決するため、対象物質を問わずリアルタイムかつ並列測定が可能な次世代バイオセンサを社会実装することをめざしている。
革新的センシング技術により、従来比で1/2以下の時間で50〜100倍以上の測定データを取得し、研究・臨床・製造のあらゆる現場においてプロセス効率と品質管理を飛躍的に改善する。さらに、非侵襲かつ受動的な測定により被験者の負担を大幅に軽減し、病原体検出や収量予測などの産業応用にも展開可能である。

研究の独自性
多様な低分子や生体高分子のリアルタイム・マルチセンシングを実現
将来の展望
網羅的リアルタイム測定による診断・治療法確立
将来的には、バイオモノづくり市場から分子診断・創薬市場へと事業領域を拡大し、グローバルに展開することをめざす。リアルタイムかつ多項目のセンシング技術により、バイオプロセスの効率化や異常検知を高度化するだけでなく、がんやアルツハイマー病に関連するバイオマーカー探索や新薬候補の反応解析にも活用可能である。さらに、ウェアラブルデバイスやPOCT機器との連携により、臨床試験の負担を大幅に軽減し、新薬開発コスト削減にも寄与する。
最終的には北米市場を含む国際的な事業展開を通じて、社会全体の健康・医療・産業の持続可能性に大きく貢献することを展望している。

2025年9月時点